
2025年8月27日、私の念願のフェスが始まろうとしています。
今回オオタケは、怪談ガタリー編集部より「ライブレポート」の命を受けて馳せ参じました。
「オオタケさんといえばフェスレポートなのに、ホラフェスだけ書いてなくない?」というわけで、夏最大の怪談フェス『HORROR TELLER FESTIVAL 2025』(略してホラフェス)に、今回初潜入させていただきました!

▷開会宣言
まずは怪談ガタリー編集長・ホームタウンさんと合流し、ぁみさんのいるメイン楽屋へ差し入れ運びのお手伝い。


「失礼しまーす! 今日はよろしくお願いしまーす!」
「待って!! オオタケさんなんでいるの!?」
驚くぁみさん。
どうやら私の潜入取材は完全シークレットだった模様。
「お客さんとして遊びに来ちゃいました!」
と返すと、ぁみさん即座に壁のタイムスケジュールと睨めっこ。
「えーと……じゃあオオタケさんはこのステージで」
なんと急遽、演者として2ステージ参加が決定!
いいのかいホラフェス!?
やっちゃうぞホラフェス!?
俄然テンションが上がったので、フェスといえばとりあえずビールでしょ!
ホラフェスの大成功を祈って乾杯!
くうー! 晴天の下のビールがうま過ぎる!
さあ、気合い入れてホラフェス取材スタート!


最初は開会宣言から。
「オオタケさんもよかったら出てください!」とお声がけいただき、僭越ながら登壇。

登壇したのは出演者のほんの一部なのに、もうこの時点で面子が豪華すぎる……!










ここから4会場に分かれて同時進行、しかも飛び込み出演ありって…… 「お客さま、相当大変じゃん!?」が最初の感想でした。
だって、ぁみさんが頭を捻りに捻って作ったこのタイムテーブル、どこを見ても魅力的すぎて取捨選択が無理ゲーなんです。
「結局決められないまま当日迎えちゃいました」というお客さまも多数。
それでも皆さまの「今日は目一杯楽しむぞ!」という気合いに支えられ、ホラフェス2025、華麗に開幕!


▶︎O-WEST(吉田猛々/DJ響/怪談ガタリー編集部)
まずはO-WESTから! 2階席に陣取って拝見。
BGMが切り替わり、「ぁみさんといえばこの出囃子!」のあの曲が爆音で流れる!
めちゃくちゃ鳥肌が立ちました。
出囃子の中ステージに現れるガタリー編集部、めちゃくちゃかっこよかった。

響さんの安定の回しから、猛々さんのUFO(?)な不思議で強烈な一話、そして、おてもとさんの大好きなマッチの話……を見届けたところで、後ろ髪引かれながら移動します。




▶︎7th Floor(ぁみ/クダマツヒロシ/八重光希)
クダマツヒロシがずっと「このステージは今日一番ヤバイ」「絶対に見たほうがいい」って連呼してたんです……それは見るしかない!
というわけで会場に到着してびっくり!
超、満、員!!
椅子がないどころではありません。
会場の横幅一杯、一番後方まで目一杯の大入り。
音楽ライブさながらの熱量に頭ぶん殴られた気分でした。
ステージ上の演者の姿は少ししか見えませんが、聞こえてくる声に「アレッ!?」となる。
そう、スペシャルゲストで村上ロックさんも参戦していたのです!
4人による怪談の応酬は聞き応え抜群で、ぁみさんから繰り出される怪談にロックさんが唸るような考察をすれば、くだぎつねの会の2人が怪談で返し、ぁみさんがまた考察でもう一段階怖くする……とってもグルーヴィで大満足のステージでした。

▷7th Floor(西浦和也/一条ま~太郎/星野しづく/オオタケ)
「このブロックは?」
「全員ご一緒したことがないです」
「じゃあこのステージにしましょう」
……ということで当日決まった登壇。
本番3分前に「ま~太郎さんが回してくれます」と連絡が入り、そのまま出囃子でステージへ。

和やかに始まったはずが、西浦さんの「まずはあんまり怖くないやつから……」で怪談ビッグウェーブ!
先輩方の数珠つなぎ怪談が止まらず、しづくさんの切り返しが神がかり、勢い余って時間オーバー。




楽しすぎた〜!
出番が終わってO-nestの伊山さん、川奈先生、冨田くん、ゆーすけさんのステージを観ようと思ったら……早くも入場規制!
個人的にも観たいステージがO-nestに連なっていたので、納得ではあります。
この間にしっかり休憩を取りましょう!


▷ 7th Floor(怪談ガタリー編集部/沫)
さてさて、お待ちかねのステージ!
今回は特に沫さんのステージを観たいな! と楽しみにしていました。
出番前、楽屋で飲み物を飲んでいると。
「オオタケさんは出てくれるんですか?」
「えっ!? 今日レポートの係ですけど……いいんですか?」
「オオタケさんもガタリー編集部なんだから、いいんですよ!」
と計らって頂き、急遽出演することに!
おてもとさんの発案で、『おてもと真悟』としてステージに上がります。
勿論おてもとさんは、「オオタケです」と名乗ってステージへ。

おてもとさん扮するオオタケの回しで、ホームタウンさん、おてもとさん、はおさん、オオタケ、沫さん……どんどんクイックに怪談まみれの時間が過ぎていきます。
短い時間でも怪談をみっちり浴びられるのが、怪談ガタリーステージの大きな魅力ではないでしょうか。

沫さんの怪談が怖くて鳥肌が止まらなかった……。
はおさんと突然現れる壁の材質の違いについて盛り上がって、気がついたらあっという間に終了!

とても楽しいステージでした!
▷ 7th Floor(田中俊行/弘前乃怪/オオタケ)
怪談ガタリー、沫さんのステージが終わると、沫さんは一足先に次の出番のO-WESTへ移動。
残ったメンバーと話しながら「そろそろO-WESTに沫さん観に行ってきますね」と話していたまさにその時。
出囃子が鳴る中、楽屋のカーテンが開きます。
そこには、ぁみさん。
楽屋にいる面々の顔を一人ずつ見ておもむろに「オオタケさん、いけますか?」と。
いや、いけますけど……行って良いんですか!?
そのままぁみさんに先導されながらステージへ向かい、「すみません、席一つ空いてるんでオオタケさんもご一緒いいですか」というわけで、田中俊行さん、弘前乃怪のお二人と、急遽同じステージに立たせて頂くことに!

「青森と福岡って、本州で言ったら一番遠いですよね」という田中さんの一言から、「じゃあ特に青森っぽいお話を……」と弘前乃怪のお二人の座敷童子怪談からスタート。

ここで会場を神出鬼没に歩き回っている座敷童子の霰ちゃんが急にステージに現れ、会場は大盛り上がり!!
オオタケが椅子をどうぞと譲ると、「ありがとうございます」としっかりお礼を言って、しばらく座敷童子怪談をステージで聞いてくれました。
弘前乃怪のお二人の怪談はとてつもなく重厚で、感嘆の溜息。




そして、田中さんが青森に行って弘前乃怪の皆さんにアテンドしてもらった話に爆笑!
田中さんがハチャメチャに怒られた話、機会があればぜひ皆さん聞いてみてください。

▷O-nest(全国お前だー!選手権2025)
田中俊行、弘前乃怪のステージが「まだ時間いけるね」とかなり持ち時間を攻めた結果、オオタケ参加マストの「全国お前だー!選手権2025」への出番がギリギリに……!
鶴さん鉄爺さん田中さんと、タバコを吸いたい気持ちをグッと堪えてO-nestにダッシュします。

この「全国お前だー!選手権2025」は、わたしがホラフェスでずっと参加したかった夢の舞台なのです!






急いでドアを開けると、もう出番を終えられた方々と、順番待ちのやえちん(八重光樹)と匠平さん!

小さい声で匠平さんに「今こんな感じだよ!」と進捗を教えてもらいつつ、ふと。
「もしかして、この並びだとわたしがトリ?」
「そうなるね、俺順番変わろっか?」
「うん、わたしネタ枠だから……その方がありがたい!」
と急遽順番を変え、オオタケいざ出陣!
先の出番の方々のあまりの仕上がりに戦々恐々としつつ、「福岡県内のカラオケでの浜崎あゆみのお前だー!」怪談を語りました。

「大滑りでシーンと静まり返る or 笑いが起こる」かは、語ってみるまで全く分からなかったのですが……後者でとても安心しました!
舞台袖にはけると、入れ替わりでステージに上がった匠平さんが第一声「オオタケーー!!」と叫び、また大爆笑。

そして「全国お前だー!選手権2025」の優勝は……



匠平さんに!



講評の中で「浜崎あゆみからの流れが良かった」とおっしゃって頂き、アシスト出来て良かった! と、やり切った気持ちでした。
▷ 7th Floor(催眠術×怪談テラー)
「全国お前だー!選手権2025」が終わってすぐ、やえちんと「催眠術かけてもらいにいかなくちゃ!」とエッホエッホ、7階に戻ります。
ステージ上には、催眠術をかけてくれる細野さん(ぁみさんの相方さん!)の横に、マジシャン優さんと沫さんおてもとさん!

会場参加型で催眠術が進んでいく中、全くかからない沫さんと、ガンガンかかりまくるおてもとさんの対比がもの凄く面白かった。


「他にも会場に怪談語りの人いませんか?」という細野さんの声掛けに、客席からわたしの様子を見ていた沫さんが「オオタケさんがいます! さっきからめちゃくちゃ催眠術かかってます!」と、急遽わたしもステージに上がることに!
実は催眠術かかりやすいオオタケ。
「催眠術のご経験は?」
「あります、名前が言えなくなったことがあります」
の流れで、わたしの名前を奪われてしまうことに……!
嘘だと思うでしょう……でも本当に名前が言えなくなってしまいました。

隣で見てたおてもとさんが、「首筋がピクピク動いてて本当に言おうとしてるのがわかった!」と興奮しながら教えてくれました。
そんなおてもとさんは、催眠術で全ての問いに「カレー」としか答えられなくなっていました。



いや〜、今年の催眠術ステージも、前年の噂に違わず面白かったぁー!
(昨年は編集長のホームタウンが全ての問いに「ラーメン」としか答えられなくなっていました)
▶︎O-WEST(ぁみ/島田秀平/MikaL/田中俊行)
本日ラストのステージを観に階段を駆け降ります。
2階関係者席は演者でパンパン!
みんなで島田秀平さんが踏む謎のステップや、MikaLさんの持ってきた呪物を執拗に狙う田中さん(笑)を見守りました。





あと少しでホラフェスが終わってしまう……楽しくてあっという間だったな……そんな感傷も入り混じった、とてもエモーショナルな時間でした。
























▷フィナーレ
フィナーレも壇上に上がらせて頂きました!
コメントでも言いましたが、オオタケは今日まさかの5ステージに参加してたんです!!

レポーターの身でこんなにいいのかな!? と思いつつ温かく受け入れてくれるぁみさん、大感謝です。
ステージ上には、今日お声掛け出来なかった演者の方々もたくさん並んでいました。








ぁみさんの求心力と素晴らしい采配、演者全員のチームプレー、そして入場規制など柔軟に対応してくれたお客さまの力で、怒涛の1日が大成功に終わりました。

最後にみんなで「ありがとうございましたー!」と声を合わせた時、演者にも、お客さまにも、また来年ここに戻ってくる魔法が確実にかかった気がします。

今日が心から楽しかったから、だから、また来年、この場所で。
最高の怪談フェスに参加させていただいた記録でした!


















